1961(昭和36年)/8/26公開 72分 モノクロ シネマスコープ 映倫番号:12471
配給:東映 製作:東映
水原一郎の主演第二作。船内害虫駆除業、続に”鼠殺し稼業”の若旦那が、カンボジアからラグビーボールに入って密輸入されたダイヤを巡って、多い血の気を爆発させる痛快篇。
太平洋戦争の末期に、ラオスの寺から強奪した宝石。大谷ら六人は終戦時にどこかに隠して帰国した。それから十六年後、大谷はカンボジアで宝石をアメフトのボールに詰め込んで日本に戻るが、そのボールが入国のドサクサで新港企業のチームのボールに紛れ込んでしまった。船の害虫退治を専門とする太平洋燻蒸の社長息子裕は、メンバーの不審死を怪しみ一人行動を開始する。まず目をつけたのが、事件当日に臨時で働いていた源次という男。その正体は宝石を強奪した6人のうち、望月伍長の部下であった黒木兵長であった。しかし彼も何者かに射殺され、裕は殺人現場となった望月組のキャバレーに乗り込んだ。その向こう気が変われて望月組に認められた裕は、ハマの風太郎・安川から宝石の強奪事件と、盗んだ宝石を詰めたボールの存在を知る。裕は一味の仲間割れを狙って成功、大谷と望月は遂に入り乱れての銃撃戦を開始する。そんな中、当のボールは新港企業チームの試合で使われていることがわかっり、裕はどさくさにまぎれて試合に乗り込んでしまう。かくして、銃声が飛び交う宝石ボールの大争奪戦が始まった!