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権九郎旅日記

Travels of Gonkuro

1961(昭和36年)/12/6公開 89分 カラー シネマスコープ 映倫番号:12603 
配給:東映 製作:東映

杉本権九郎という南国土佐の浪人が、お江戸に仕官するため、二百五十五里の旅に出る。性は善だが野暮なこの男に、美人盗賊や美人尼、姫君が転がり込んで珍笑の連続。

権九郎旅日記
(C)東映

ストーリー

帰参の願いがかなった杉本権九郎は、江戸まで二百五十五里の道中をのんびり楽しみながら出かけることにした。その旅の最中、ある海沿いの茶屋で「たすけて」の水文字を見つけて、そこに座っていた美人を追っかけた権九郎。だけどそれは女盗白狐のおこんと手下達の罠。騙された権九郎は怒って大暴れ!この後、白狐のおこんは彼を付け狙うことに。当の権九郎は宿屋の宿泊を断られたり、足をくじいたりと散々。そして今度は迷子を見つけ、子供大好きの権九郎、飴を買ってあげたり童謡を歌ったりしながら母親探し。その様子を物陰から見ていたおこんは、どうやら権九郎の人柄に惚れてしまった模様だ。やっとのことで母親を見つけ、迷子と別れた権九郎。次に出会ったのは道端で苦しむ坊さん…とおもいきや、実は今にも子供が生まれそうな美人の尼さん!陣痛に苦しむ春妙尼を抱えて右往左往したあげく、駆け込んだ家では夜這いの男と間違われ、またもや大騒動の末になんとか元気な産声を聞くことが出来、いくらかのお金を置いて春妙尼を励まし、旅を続ける権九郎であった。この後も、別の茶屋で婆さんの借金取りにつき合わされて大暴れしたり、お姫様を助けたら四万石の大名のお婿さんに選ばれたりと、行く先々で大騒動を捲き起こす。そしてその傍らには、権九郎にドンドンのめりこんでいくおこんの姿があるのであった。

権九郎旅日記
(C)東映
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