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恋と十手と巾着切 

Love And Order

1963(昭和38年)/2/17公開 66分 モノクロ シネマスコープ 映倫番号:12834 
配給:東映 製作:東映

腕に自慢の巾着切りが間違って仇討免状をスリ取ったことからとんだ事件に巻きこまれる物語をコミカルなタッチで描いた軽妙時代劇。

恋と十手と巾着切 
(C)東映

ストーリー

跡見ずの三次は江戸で売り出し中のチンンピラスリだ。目明し鉄五郎は、三次を堅気にして恋仲のお絹と添わせてやりたいと思っている。ある日、三次はみなし子の勝坊と知り合って家まで送ってやるが、そこはお絹の住む長屋だった。そこでは仕官の道を求める浪人・大原又兵衛、駕籠屋の伊太、弥太らが勝坊の面倒を見ている。三次は道で狼人の懐中から仇討ち免状を掏ったが、てっきり手形と思い込んでお絹に預けた。しかし、その手形は女掏摸・お吉に盗まれてしまう。数日後、鉄五郎に追われて逃げる最中、三次は掏った印籠をそばの塀めがけて投げ入れた。偶然それを拾ったのは又兵衛だ。しかも、生活に困って自分の印籠を売った帰りのできごとだから、世の中は面白い。その頃、お吉は盗品さばきの源爺から、例の手形が仇討ち免状だと教えられた。三次への復讐のため、お吉は五千両の手形だと偽ってお絹にそれを渡す。棚倉伝八郎を仇と狙う鵜飼三四郎は免状がないので危なく捕まるところを三次に助けられた。仇の目印である印籠さがしが始まった。勝坊を訪ねた三次は、又兵衛の腰の印籠に眼を光らせる。仇の居所は判った。あとは仇討ち免状を探すことだ。酒を飲みにきた棚倉一味は悪さをする中、お絹の懐中の免状に気がつき、三四郎の行方を白状しろと責めた。三次は勝坊を三四郎のもとへ走らせたが…。

恋と十手と巾着切 
(C)東映
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