1963(昭和38年)/6/30公開 88分 カラー シネマスコープ 映倫番号:13216
配給:東映 製作:東映
大友柳太郎主演のシリーズ第7作。土蔵破りの怪盗団一味を相手に、得意の推理と草加流柔術、しころ正流の冴えを発揮して相次ぐ脱獄と殺人事件を解決するというミステリータッチの時代劇。
むっつり右門とあばたの敬四郎のところへ、伝馬町の牢に捕われている土蔵破りの下手人・深川無宿の友吉を釈放しろとの脅迫状が舞い込んだ。その夜、敬四郎は遊び人風の男たちから、言う事を聞かぬと妻子を殺すと脅される。奉行所の上役・吟味与力の加倉井を訪ねた右門たちに、加倉井は役所のものを警備に当たらせる事を約束すると、友吉を八丈島送りにすることを宣言した。右門は友吉の女・おりんを尋ねるも、おりんは友吉の事になると硬く口を閉ざしてしまう。だがその夜、友吉が牢を破ったとの連絡があり、急ぎおりんの元に向った右門は、おりんが右門を訪ねるといって出たきりだと聞かされる。どうやら共犯の一味が友吉が盗んだ金の隠し場所を聞き出そうと狙っているらしい。右門は、友吉とおりんが江戸に潜んでいるとにらみ聞き込みを続ける。すると、大勢の男に追われる友吉らしい男を見かけたとの情報が。そして、蛇目傘をさした女がその後を付けていたという。その蛇目傘の女・お仙に友吉はかくまわれていたが、お仙も金が目当てで、酒と色仕掛けで友吉から隠し場所を聞き出した。お仙は一体何者なのか?そして、友吉は右門の家へ自首する途中、一味のものに殺されてしまう…。
「右門捕物帖」シリーズ(7)