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やくざの歌 

Song of Yakuza

1963(昭和38年)/9/8公開 75分 モノクロ シネマスコープ 映倫番号:13318 
配給:東映 製作:東映

汚いやくざの世界から抜け出ようとする熱血漢が、流し演歌師の兄妹と手をとりあって、悪逆非道なボスに対決するという、清純な恋と歌とパンチに溢れた歌謡アクションドラマ。

やくざの歌 
(C)東映

ストーリー

早瀬組の新田俊次は若いにもかかわらず腕が立ち、組の幹部として重きをなしている。ある日、組にやってきた客人は、神戸の大ボス双葉組社長の息子・真であった。双葉組との取引を成功させるために丁重に扱う早瀬組に対し、慇懃無礼にのさばる真。その態度に怒る俊次だったが、早瀬社長は大切な客人だからと俊次を叱り飛ばす。腹立たしさを抑えきれず飛び出した俊次は、街でチンピラに金を奪われそうになっていた女子学生・紀子を救い、知り合いになる。紀子は親の遺産目当てに引き取ったおばの元を離れ、兄と一緒に住むためにこの街にやってきたのだ。その兄とは、俊次のシマで流しをしている演歌師・北見三郎であった。ある夜、易者に絡んでいる真に歯向かったといわれ、三郎は手出しもできずに痛めつけられていた。俊次はその場から三郎を救うと彼のアパートに担ぎこんだ。アパートで再会する俊次と紀子。男として認めながらも、ヤクザである俊次を三郎は良くは思えずにいた。そして紀子も、大金を使いまくり、喧嘩も見境がないヤクザはイヤだと言い、俊次の事を愛しているにもかかわらず、二人は別れてしまう。そしてとうとう真が早瀬組の縄張で殺人事件を起こしてしまう。警察に真を送るわけには行かないと、早瀬組はたまたま通りかかった三郎を脅迫して、身代わりに仕立ててしまう。そして三郎は俊次が足を洗う事を条件に身代わりを承諾するのだった…。

やくざの歌 
(C)東映
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