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バラケツ勝負

The Baraketsu Victory

1965(昭和40年)/2/13公開 92分 カラー シネマスコープ 映倫番号:13783 
配給:東映 製作:東映

大正初期、港神戸を背景に、腕がたって、女にもてて、人情にもろいバラケツ一味が結束し、敢然と歓楽街に巣食う悪徳ボスとの対決を、豪華キャストで描いたアクション巨篇。

バラケツ勝負
(C)東映

ストーリー

大正初期の神戸湊川新開地は神戸最大の歓楽地帯で、博徒、バラケツ、沖仲仕などが群れ集っていた。兵庫県警本部の中で腕利きの武村久五郎刑事部長は、この地区に監視の目を向けていた。バラケツ一家の兄貴分としてこの世界に住む、かつて勘当した息子の久雄がいるからである。ある日、久雄は浜の家に待つ情婦で福原芸者の花奴と逢い、泥酔した。夜中に目ざめた久雄は、花奴の変り果てた姿、さらに仲居のお梅までもが久雄の匕首で殺されているのに愕然とした。警邏中の久五郎は、裏手の窓から逃げ出す久雄の姿を見つけ、浜の家に駆け込み凝立する。そして、血まみれの匕首を手に、久雄の身代りとして自首するのだった。新聞の見出しでそれを知った久雄。「そんな筈はない。俺が殺った。しかし俺にも記憶がない。」無実の父に親不孝を重ねることはできないと自首したが、久五郎が水一滴すら口にしない断食を続けていることを知らされ、本当の親孝行をするなら、久雄自身の手で事件を解決するようにと言われた。釈放された久雄は、事件究明に奔走する。その結果、元兵事部長・栗本隆吉と元軍医・阪内兵助が、暴力団員ら五十余名を、丙種として軍籍から除き、多額の暴利を貪っていたことがわかった。これを内偵した久五郎の息子・久雄を罪に落とし、警察からの久五郎追放を企てたのだ…。

バラケツ勝負
(C)東映
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