1965(昭和40年)/6/27公開 88分 カラー シネマスコープ 映倫番号:13978
配給:東映 製作:東映
紀州家指南役決定試合を前にして暗殺された恩師の仇を討つため、大川橋蔵演じる美剣士・夢殿主水之介が、宿敵、邪剣士、無頼の徒などを相手に一閃必殺の構えで颯爽たる活躍をみせる。剣の道を歩む主人公の波乱に富んだ境遇を痛快に描いた剣豪大ロマン。
私怨の果たし合いで破門され、剣の旅を続けていた夢殿主水之介は、三年ぶりに江戸に帰るが、まさにその時、将軍家指南役・柳生備前守によって紀州家指南役が決まろうとしていた。対戦するは、主水之介のかつての恩師・片倉一閑斉と、主水之介の果たし合いの相手だった大塚玄蕃である。だが試合前、勝ち目のない玄蕃は、殺し屋浪人を使って一閑斉を殺害。恩師の仇を討つために破門を解かれた主水之介は、玄蕃を倒すが、もう一人倒さなければならない男がいると指南役の申し出を断り、無法の邪剣でのさばる暗殺鬼との果たし合いに赴くのだった。