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なかよし合奏団

1966(昭和41年)/7/21公開 40分 モノクロ  映倫番号:22217 
配給:東映 製作:東映

東京の小学校に結成された校内合奏団の美しく、楽しい合奏。それは、チームの一人一人が自分の責任を果し、全力をあげて練習に努める協和の中から初めて生まれて来るもの。東映教育映画部の製作による、美しい旋律と子供たちの清らかな友情で綴る感動の音楽映画。

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ストーリー

東京のある小学校で、校内合奏団が結成された。ゆり子は小さい時から稽古しているピアノに抜群の成績で合格、茂は木琴で辛うじて入部を許された。放課後、北川先生の指揮の下に練習を始めるが、不器用な茂はミスを連発してゆり子たちに責められるが、一人居残り練習を続ける。その内、ゆり子が練習に欠席するようになった。易しい曲の練習が億劫になったのだ。足の怪我で入院した父を見舞った茂は、入院患者たちの熱心な歩行訓練を見て驚き、さらに練習に打ち込むようになる。ピアノには山口さんが入り、児童文化祭で演奏することが決った。そこへ、ゆり子が復帰を申し出てきた。先生は、ハーモニカで参加することを認めた。怒るゆり子に先生は、合奏におけるそれぞれの楽器の大切さを説く。次の練習日、エレクトーンに欠員がでた。茂はその補充にゆり子を推した。友情に打たれ、奢った気持ちを捨てて練習するゆり子。それを激励する茂。しかし、今度は茂が練習を欠席した。父の入院で手内職をする母に、演奏会用のセーターを頼むことができないでいるのだ。それを知ったゆり子は、兄のセーターを茂にと申し出た。演奏会が始まった。北川先生の指揮棒に団員の心が集中されて美しい音が満場に流れ出した。「他の事は考えず、魂を打ち込んで美しい音を」。そのたくましい美しい音色に、松葉杖をついた茂の父が母と一緒に耳を傾けていた。

なかよし合奏団
(C)東映
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