作品検索

作品紹介

ア・ホーマンス

1986(昭和61年)/10/10公開 99分 カラー ビスタ 映倫番号:112033 
配給:東映 製作:東映 / キティフィルム

過去を、記憶すら持たない自由な男が欲望と暴力に満ちた都会に現れた時、何かが起こる…。
人気漫画を基に松田優作が初メガフォンをとったハードアクション。新宿に現れた“風(ふう)さん”と呼ばれる男と、はみ出しヤクザとの間に生まれた奇妙な友情を衝撃的な暴力シーンを交えて描くハードボイルド・ドラマ!

本ページでは一部にWebサイト上では表記できない文字があるため、代用文字に置き換えております。正式文字は「代用表記一覧」ページにてご確認ください。

ア・ホーマンス
(C)東映・キティフィルム

ストーリー

二つの暴力団組織、大島組と旭会の深まる対立で抗争の予感を孕む新宿。大島組の山崎道夫は、組の大きな資金源となっているデート喫茶を仕切る中、そのシノギに追われる生活に行き場のない獣の血を持て余していた。そんな街に、過去も、記憶も、名前すらも持たない男がふと現われる。山崎は自分のシマに現われたこの男を、自分のデート喫茶で働かせることにした。何の拘束も壁もない男の前に、山崎は自分自身のシガラミさえ溶かされていくようだった。そして、その男を“風さん”と呼ぶようになる。そんな中、大島組組長が旭会に狙撃された。戦争に備えて、横浜の黒井組との間でシャブと拳銃20挺+現金1千万円の取引が行われることとなり、取引に向う山崎の前に“風”が現われ、同行することを請う。警察の執拗なマークを振り払い、取引現場に向かい手早く信用取引を終えるものの、暴走族たちがチョッカイを出してくる。組に拳銃と現金を届けた山崎を待っていたのは、代貸・藤井からの報復指示だった。「標的は旭会の副会長」、手打ちの先まで読んだ藤井の計算高い指示に抑えようのない反発を感じる山崎。一方、“風”の過去を知る謎の星占い師・加奈子が現われる。山崎は、遂に組のバッジを捨て、一人でケジメをつける決意を固める。藤井は山崎を消すよう配下を差し向ける。“風”の出現がきっかけとなったかのように、狂ったまま回り始めた歯車は、二つの組織をそして街に息づく人々をも音を立てて巻き込んでいくのだった…。

ア・ホーマンス
(C)東映・キティフィルム
ページの先頭へもどる
一般社団法人 日本映画製作者連盟・会員(4社)