1969(昭和44年)/7/20公開 35分 カラー 映倫番号:23029
配給:東映 製作:東映アニメーション
赤塚不二夫原作のTVアニメシリーズ第3話と第7話を上映。
1969年夏「東映まんがまつり」公開作品
【デコッ八のもーれつ子分】
ア太郎の気風に惚れこんでデコッ八は一人で子分になることを宣言。勝手に店を手伝い始めました。ところが気の短いデコッ八のこと、店に来る客と喧嘩ばかり。キャベツや大根を投げ合って、店の中はメチャメチャです。でも、ア太郎のために一身を投げ打って働くデコッ八の姿に、ア太郎は子分志望を許可しようと思うのでした。
【男の中のもーれつ男】
お使いに出た途中、デコッ八は腕白小僧に捕らえられたネズミに同情。命を助けて店に連れ帰りました。ところがそのネズミが、店内の野菜を一つ残らず食い荒らし、おまけに逃げるネズミを追ったデコッ八が家中の家具をひっくり返して壊してしまったのです。しょげきったデコッ八は置手紙を残して家出しました。デコッ八の身の上を心配したア太郎は、×五郎に犬にのり移ってもらい行方を捜したところ、デコッ八は故郷の山に帰って、弁償するお金を稼ぎ出そうと、一生懸命畑を耕していたのでした。
【ア太郎もーれつ大誤解】
デコッ八が配達から帰ったというのに、不機嫌な顔をしてア太郎は口を聞いてくれません。おまけに店を出て行けというのです。デコッ八は途方にくれますが、ア太郎の怒っている理由がちっともわかりません。可哀想なデコッ八。本当はデコッ八と乾物屋のお花ちゃんとの仲の良いところを見たガンモが嫉妬して、ア太郎に「デコッ八がア太郎の悪口を言いふらしている」と告げ口をしたのが原因なのです。