2012(平成24年)/4/28公開 110分 カラー ビスタ 映倫番号:119096 G
配給:東映 製作:「HOME 愛しの座敷わらし」製作委員会
朝日新聞に連載され好評を博し、単行本発売後には第139回直木賞候補に選出された荻原浩の話題作「愛しの座敷わらし」(朝日新聞出版)を映画化!東京から岩手にやってきた一家が、不思議で愛らしい“座敷わらし”と出会うことで、それぞれの生きていく意味や自信を取り戻し、家族の絆も新たに作り直していく、やさしい希望と再生の物語。主人公の父・晃一を演じるのは「相棒」シリーズで絶大な人気を誇り、28年ぶりの単独主演映画の出演となる水谷豊。一生懸命すぎて時に空回りするが、どこか憎めないチャーミングな父親像を熱演する。監督は「相棒」シリーズのメイン監督であり、劇場版2作品を大ヒットに導いた和泉聖治がメガホンを取る。
父・晃一の転勤で東京から岩手県の盛岡から程遠い古民家へ引っ越すことになった高橋一家。家でも会社でも居場所がない晃一、夫の能天気さに不満な妻・史子、ひそかに友人関係に悩む中3の梓美、好奇心旺盛なのに過保護に扱われる小5の智也、認知症の兆候がある晃一の母・澄子、家族は一緒に暮らしているのに、心はバラバラ。そんな一家が築100年以上の新居に移ってようやく田舎暮らしにもなれてきた頃、智也は着物を着た不思議な子供に出会い、梓美も鏡に映る人の顔を目撃、史子は物が消える等、不可思議な現象に遭遇し、澄代もなにやら感じている様子。やがて、古民家には座敷わらしが居ついていることがわかり、家族の関係に微妙な変化が……。本作は東京からやってきた一家が、そんな“座敷わらし”と出会うことでそれぞれの生きていく意味や自信を取り戻していく物語であり、人間関係の希薄な都会で失ってしまった家族の絆も新たに作り直していく、やさしい希望と再生の物語です。バラバラな家族がつながりを取り戻す――やはり、座敷わらしは幸運を呼び込むのでしょうか!?