2013(平成25年)/11/2公開 119分 カラー ビスタ 映倫番号:119528 G
配給:東映 製作:「ばしゃ馬さんとビッグマウス」製作委員会
男女問わず、抜群の好感度を誇る実力派女優NO.1・麻生久美子と、圧倒的な個性とユーモアセンスを誇る人気アイドルグループ「関ジャニ∞」の、愛されキャラNO.1・安田章大がタッグを組み、夢を捨て切れない男女の葛藤や挫折、恋愛模様をユーモアとペーソスたっぷりに描く、もう決して若くない2人の“しがみつき系”青春ラブコメディーに挑戦!監督は、『純喫茶磯辺』『さんかく』などを手掛けた気鋭・吉田恵輔。独特の卓越したユーモア・センスとリアリティーあふれるタッチで描き出す。
学生時代からシナリオライターを目指しているけれど、なかなか芽の出ない馬淵みち代は、友人のマツモトキヨコを誘って社会人コースのシナリオスクールに通うことにする。そこで出会ったのは、超自信過剰な年下男の天童義美。“ビッグマウス”を吐きまくる天童を毛嫌いする馬淵だったが、なんと天童は“ばしゃ馬”のようにシナリオを書き続ける馬淵にひと目ぼれ!「俺がつき合ってほしいって言ったらどうする?」と、馬淵に声をかけてみるが「ありえない!」とあっさり振られてしまう天童。脚本家を目指してずっと頑張ってきた馬淵にとって、口先ばかりの天童は、恋愛対象以前に性格的にまったく合わないタイプだった。しかも、馬淵の頭にあるのはシナリオのことだけ。お洒落も恋愛もそっちのけ、合コンの席でもバイト中でもいいアイデアが思いつけばパソコンを開いて書き出すのは当たり前。キヨコに「そこまでストイックにならなくても」と言われるほどがんばっているのに、なかなかコンクールの一次審査は通らず、「まだまだストイックにならないと!」と自分を奮い立たせる。ある日、シナリオスクールの講師で来ていた映画監督の何気ない一言をきっかけに、老人ホームを舞台にした介護の話を書くことにした馬淵は、かつて役者を目指していたけれど今は介護士として働く元恋人・松尾健志に頼んで老人ホームのボランティアを始めることにする。けれど、そんな矢先、キヨコが映画の脚本を書くことになったと知り、嫉妬とやるせなさで落ち込んでしまう。ある出来事をきっかけに一度は書くことを諦めた馬淵だが、最後にもう一度コンクールに出してみようと決意する。一方、馬淵に恋をして彼女のひたむきに夢を追いかける姿に刺激された天童は、初めて自分自身を見つめペンをとる。そして、反発しあっていた2人の距離は徐々に縮まっているようにみえたが…。天童の片想いは実るのか? 馬淵の長年の夢は叶うのか?