2013(平成25年)/10/12公開 109分 カラー ビスタ 映倫番号:119614 G
配給:東映 製作:「おしん」製作委員会
1983年に放送された橋田壽賀子原作、NHK 朝の連続テレビ小説「おしん」。約100年前に山形県の寒村に生まれ、明治、大正、昭和という激動の時代を、数々の試練にめげずに生きたおしんの一代記は、平均視聴率52.6%、最高視聴率62.9%という驚異的な視聴率で社会現象にもなった。放送開始から30年となる節目の今年、「おしん」の物語が新たな装いでスクリーンに登場する。本作では、奉公先で苦労しながらも、ひたむきに生きる少女時代に焦点を絞り、おしんの成長する姿から、逆境を生き抜く力、親子の絆、戦争と平和といった、世代を越えて心に響くテーマが描かれる。
明治40年、不作のため困窮を極めた谷村家では、7歳のおしんが奉公に出される事となる。初めは家族と離れる事に抵抗したおしんだが、母のため、家族のために、精一杯強がり自ら奉公へ出ると決めたのだった。奉公先の材木店では、早朝から夜遅くまで、働き詰めの毎日を強いられた。厳しいしつけにも耐え、辛抱に辛抱を重ねて、「雪とげたら、家さ帰れる…」と言い聞かせ、くじけず前向きに生きてきたおしんだが、店の財布から50銭銀貨がなくなったとき、濡れ衣を着せられ吹雪の中、店を飛び出してしまう。猛吹雪の中、息絶え絶えに歩むおしん。その先には新たな出会いが待っていた―。