2017(平成29年)/12/1公開 122分 カラー ビスタ 映倫番号:121043 G
配給:東映 製作:「探偵はBARにいる3」製作委員会
札幌在住のミステリー作家・東直己の「ススキノ探偵」シリーズが原作。ススキノの裏も表も知り尽くした自称「ススキノのプライベートアイ」の探偵が縦横無尽に活躍するハードボイルド小説が2011年「探偵はBARにいる」で初の映画化。主人公の探偵を大泉洋、相棒・高田を松田龍平が演じ、ハードな世界観を絶妙なハーフボイルドに落とし込んでいる。シリーズ2作目から4年、満を持してのシリーズ第3弾では、探偵と高田の別れが描かれる!?探偵史上最も切ない過去を背負う依頼人は、予想だにしない方向へ2人を誘っていく。最後の事件は衝撃のクライマックスに向けて走り出す!
なじみのクラブで、いつも通りのバカ騒ぎをする探偵のもとに舞い込んだ依頼。依頼主は高田の後輩=原田で、突然失踪した恋人の麗子を探してほしいというもの。軽い気持ちで依頼を受けた探偵は、麗子がモデル事務所を装った風俗店でアルバイトしていたことを知る。そしてその店のオーナーと名乗る美女=岬マリと偶然すれ違い、かすかな既視感を覚える探偵。
ほどなくマリが、屈強な男たちを引き連れて探偵と高田の前に現れる。店を嗅ぎまわっていたことがばれ、ボコボコにされる2人。懲りずに調べを続ける探偵は、昔なじみのヤクザの相田や新聞記者の松尾らおなじみのメンバーからマリのバックには、札幌経済界で頭角を現している北城グループの社長=北城という黒幕がいることを聞き出す。マリは北城の愛人だった。
そこでマリと以前に会っていたことを、ようやく思い出す探偵。なじみの元娼婦・モンロー(鈴木砂羽)がかわいがっていた、今にも倒れそうに震えていた若い女性だった。
不審に思いながらも、マリの巧妙な罠に落ちる探偵は、北城のサディスティックな拷問を受け文字通り死にかけるが、高田と共になんとかピンチを切り抜け生還。しかし今度はマリ共々、北城に追われるハメに。そんな探偵にマリはある依頼をする。それはマリのすべてをかけた切なすぎる依頼。そして、探偵と高田の“別れ”の時が近付いていた。