2016(平成28年)/11/26公開 108分 カラー ビスタ 映倫番号:120691 G
配給:東映 製作:「疾風ロンド」製作委員会
発売わずか10日間で100万部を突破したミステリー作家東野圭吾の同名小説が原作。スキー場を舞台に阿部寛演じる医科学研究所員が雪山に隠された生物兵器を捜索する雪上ノンストップサスペンス。「サラリーマンNEO」「あまちゃん」の吉田照幸が監督し、演者の絶妙な間を切り取り、出演者の意見を吸収する柔軟な発想と感性で東野圭吾原作のサスペンスにユーモアを加えている。脅迫犯の突然の死亡から始まり、突発的に沸き起こった超危険生物兵器の捜索。唐突に巻き込まれた登場人物は広大な舞台をさながら突風のように駆け抜ける。二転三転する物語の先に待ち受ける衝撃のラストとは!?映画史上かつてない疾風怒濤ムービーが誕生。
大勢の命を一瞬にして奪うことのできる危険な違法生物兵器「K-55」が医科学研究所より盗まれた。研究所には「K-55」が埋められた場所を示すテディベアの写真とともに「三億円用意しろ」という脅迫メールが届いていた。犯人は研究所を解雇された葛原という元研究員だがそこへ警察から葛原死亡を知らせる電話が入った。遺品の中に「K-55」は無く、あと4日で大惨事が起こってしまう。研究所の存続を左右する違法生物兵器は秘密裏に処理しなければならない。
僅かな遺品の中から「K-55」が隠されたのが野沢スキー場だと気づいた研究所員・栗林は捜索へと向かうが、20年振りのスキーで無残な醜態をさらすばかり。立入地禁止区域で深雪にハマって救助を呼ばれ、翌日には滑走禁止の林へ突っ込んで転んだ拍子に足首の靭帯を損傷してしまう。栗林を二度とも救助したスキー場のパトロール隊員・根津と、スノーボードクロス選手の千晶は栗林の奇行を怪しんでいたが、「人を救う薬を隠されてしまった」と栗林のとっさの嘘に騙されて一緒に「K-55」を捜索することになる。タイムリミットが近づく中で強力な助っ人が現れて安堵する栗林だが、ドドメ色の防止を被った怪しい男がその一部始終を伺っていた。
真実をひた隠し、様々な人物を巻き込んだ栗林は果たして無事「K-55」を探し出すことが出来るのか?!事件は想像を超えたクライマックスを迎える!