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探偵ミタライの事件簿 星籠の海

THE SEA OF SEIRO:DETECTIVE MITARAI'S CASEBOOK

2016(平成28年)/6/4公開 107分 カラー シネスコ 映倫番号:120454 G
配給:東映 製作:映画「星籠の海」製作委員会

和製シャーロック・ホームズとも称される脳科学者の御手洗潔。彼が難事件を次々と解決する小説シリーズがいよいよ映画化される。〈御手洗潔シリーズ〉は、日本を代表する本格ミステリーの巨匠・島田荘司が1981年に発表したデビュー作『占星術殺人事件』から始まり、総部数550万部を更新し続けている大人気シリーズだ。その49作目にして最新作の『星籠の海』(講談社刊)は、上下巻866ページからなる大冊。その面白さを損なうことなく、映画オリジナルのキャラクターも投入して大胆な脚本化を施した映画が『探偵ミタライの事件簿 星籠の海』である。

探偵ミタライの事件簿 星籠の海
(C)2016 映画「星籠の海」製作委員会

ストーリー

その天才的な頭脳で、脳科学者の御手洗潔はいくつもの難事件を解決してきた。ある日、大学の講義を終えた御手洗のもとに、出版社の女性編集者・小川みゆきが訪ねてきた。彼女は、御手洗の手掛けた事件をもとに小説を書いている推理作家・石岡に最新作を執筆してもらうため、御手洗本人にそのネタとなる難事件を持ち掛けてきたのだ。みゆきが用意した事件の中から御手洗が目を留めたのは、〈死体島〉という見出しの記事だった。御手洗とみゆきは早速、この半年間に6体もの死体が海岸で発見されたという瀬戸内海の興居島へと向かった。現場に立った御手洗は、「犯人はこの特殊な海です!」と断言した。〈時計仕掛けの海〉と呼ばれる瀬戸内の海流が、〈ある場所〉からこの興居島へと死体を運んできたのだった。その〈ある場所〉が広島県福山市である事を突き止めた御手洗たちは現地へ飛び、福山警察署・黒田の協力を得て捜査を進めていく。だが、その福山で不可思議な事件、〈事件2:外国人女性変死事件〉、〈事件3:居比家誘拐殺人事件〉が相次いで発生する。さらに、伝説の生物〈水竜〉の目撃騒動が世間を賑わせており、西京化学工業社長の槙田は福山に建設予定の水族館に本気で展示を目論むほどだった。一方、福山市立大学准教授の滝沢加奈子は、近年発見された福山藩主・阿部正弘に関する新資料の古文書に記されていた〈星籠〉について調べ始めた頃から、身の回りで不穏な出来事が起こるようになった。ある日、帰宅途中の加奈子が東南アジア系外国人集団に襲われた事がきっかけで、御手洗たちは〈星籠〉の謎までも追う事となっていく。御手洗の超人的な推理により、一見何の関連もないように見えるこれらの出来事が複雑に絡み合っており、次第にその奥に潜む容疑者が浮かび上がってくる。果たして時計仕掛けの海を舞台に起きた3つの事件の真相と、幕末の歴史に隠された〈星籠〉の謎とは?

探偵ミタライの事件簿 星籠の海
(C)2016 映画「星籠の海」製作委員会
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