2024(令和6年)/11/1公開 155分 カラー シネマスコープサイズ 映倫番号:124291 PG12
配給:東映 製作:「十一人の賊軍」製作委員会
日本近代史における最大の内乱・戊辰戦争。1868年から続く新政府軍との戦いーその激戦地・北陸では、長岡城奪還や新潟湊での壮絶な地上戦など旧幕府軍による数々の戦いが巻き起こっていた。だがそんな戦況を一変させ、新幕府軍に勝利をもたらしたのは新発田軍による歴史的な裏切りだった。城下をを戦火から守った一方で、周囲から大バッシングを受けた新発田藩。彼らはなぜ背信の道を選んだのか?どのようにしてしの激闘を行き延びたのか?そして争いに巻き込まれた者たちの想いとは?名脚本家・笠原和夫が史実に着想を得た、<心を抉る強烈作>が今ここに!
新潟の新発田藩家老・溝口内匠は進退窮まっていた。日本を二つに分裂し、戊辰戦争が勃発。「新しい時代を切り開く!」という強い使命感を掲げ進軍を続ける新政府派「官軍」によって旧幕府軍は徐々に東国へと追い詰められていた。密かに新政府軍への寝返りを画策する新発田藩の目の前には、遂に官軍の到着が迫っていた・・・。そんな折に、旧幕府派の奥羽越列藩同盟軍が出兵を求め新発田へ軍を率いて押しかける!城から退かない同盟軍と迫りくる新政府軍が鉢合わせしてしまっては、新発田は戦火を免れない。まさに絶体絶命!一刻の猶予もない溝口内匠は一計を案じ、官軍の進撃を食い止める起死回生の一手として【砦の護衛作戦】を命じる。集められたのは、殺人、賭博、火附け、密航、姦通・・・などで収監された、死罪になるべき人道を外れた十一人の罪人たち。圧倒的不利な命賭けの過酷ミッションとは【新政府軍が砦へと侵攻するのを防ぐこと】ただそれだけ。死を覚悟した彼らに見えた【生きる】という一筋の希望。それぞれの執念が轟く、十一人の壮絶な戦いがいま始まる。