2020(令和2年)/3/6公開 122分 カラー シネスコ 映倫番号:121928 G
配給:松竹、KADOKAWA 製作:KADOKAWA
当時の原発作業員らを含む90人以上の関係者への取材をもとに綴られた門田隆将のノンフィクション「死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発」(角川文庫刊)を原作とし、『沈まぬ太陽』の若松節朗監督のもとに、佐藤浩市、渡辺謙、吉岡秀隆、安田成美ら豪華キャストが集結。 震災発生後、福島第一原発(イチエフ)は大津波に襲われ、全電源が喪失したことで原子炉の冷却が不可能に。イチエフ内に残り戦い続けた伊崎(佐藤浩市)ら地元出身の作業員たちは、次々に起こる非常事態と命を懸けて戦うことになる。所長の吉田(渡辺謙)は状況を把握できていない本店と官邸を相手に奔走しながら現場の指揮を執る。みな、避難所に残した家族を想いながら。世界から“Fukushima 50”と呼ばれた彼らの知られざる戦いが、ついに明らかになる―
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あの日、原発内に残り戦い続けた50人の作業員たちを、世界は“Fukushima50(フクシマフィフティ)”と呼んだ。 2011年3月11日午後2時46分。マグニチュード9.0、最大深度7という日本の観測史上最大の東日本大震災が発生した。 太平洋から到達した想定外の大津波は福島第一原発(イ チ エ フ)を襲う。内部に残り戦い続けたのは地元出身の作業員たち。 外部と遮断されたイチエフ内では制御不能となった原発の暴走を止めるため、いまだ人類が経験したことのない世界初となる作戦が準備されていた。それは人の手でやるしかない命がけの作業。同じころ、官邸内では東日本壊滅のシミュレーションが行われていた。 彼らは言った。「これが自分たちの仕事だ」-米CBS NEWS 原発内で、顔も名前もわからない50人の作業員Fukushima50が戦っている。彼らが最後の砦だ。-米The New York Times 福島第一原発を放棄した場合、被害範囲は東京を含む半径250km。避難対象人口は約5,000万人。 それは東日本壊滅を意味していた――