2021(令和3年)/2/11公開 119分 カラー シネマスコープ 映倫番号:20131-A G
配給:KADOKAWA 製作:『ファーストラヴ』製作委員会
アナウンサー志望の美人女子大生が父親を刺殺するという衝撃的な導入で始まり、予測不能な結末と、タイトルの裏に隠された濃密なヒューマンドラマで第159回直木賞を受賞した、島本理生の小説『ファーストラヴ』。ベストセラーとなった”稀代の問題作”が日本映画界を代表するキャスト・スタッフで完全映画化。
事件を取材する公認心理師の主人公・真壁由紀を演じるのは幅広い層から絶大な支持を誇る北川景子。さらに中村倫也、芳根京子、窪塚洋介といった人気・実力ともにトップクラスの俳優陣が鬼気迫る演技をスクリーンに焼き付ける。監督は『十二人の死にたい子供たち』をはじめ『TRICK』シリーズや『SPEC』シリーズなど数々のスタイリッシュなサスペンスで熱狂的なファンを生み出してきたヒットメーカー・堤幸彦。触れてはいけない、禁断のサスペンス・ミステリーが誕生する!
川沿いを血まみれで歩く女子大生が逮捕された。殺されたのは彼女の父親。
「動機はそちらで見つけてください。」
容疑者・聖山環菜の挑発的な言葉が世間を騒がせていた。
事件を取材する公認心理師・真壁由紀は、夫・我聞の弟で弁護士の庵野迦葉とともに彼女の本当の動機を探るため、面会を重ねる。二転三転する供述に翻弄され、真実が歪められる中で、由紀は環菜にどこか過去の自分と似た「何か」を感じ始めていた。
そして自分の過去を知る迦葉の存在と、環菜の過去に触れたことをきっかけに、由紀は心の奥底に隠したはずの「ある記憶」と向き合うことになるのだが…。