2001(平成13年)/6/23公開 112分 カラー アメリカンビスタ 映倫番号:116080 一般
配給:日本ヘラルド映画 製作:日本ヘラルド映画 / バンダイビジュアル / エンジンネットワーク / デスティニー / テレビ朝日 / エフエム東京 / 電通
目をつむると会えるひとがいる。監督は『LoveLetter』などでプロデューサーを務め、『はつ恋』の脚本家として高く評価された長澤雅彦。満を持しての監督デビュー。大阪を舞台にした不思議なラブストーリーである本作はある青年の思い出を哀惜をこめてつづったわずか1200字余りのエッセイから誕生した。それはノンフィクション作家・最相葉月が大阪での広告会社勤務当時の同僚大阪君との交流を綴ったもの。テーマ曲に使用されたのはスガシカオが23歳のときに初めて書いた記念すべき曲。
主人公相葉志乃は東京の広告代理店にコピーライターとして勤務していたがやっと仕事を任されるようになって来た矢先、上司との不倫を理不尽に断ち切られ、異動命令で大阪にやって来る。これまで彼女は幼い頃の辛い経験から何かを願ったり信じたりすることを初めから諦めることで傷つきやすい自分をかろうじて守ってきた。けれど、たまたま大阪で同僚となった前野という一風変わった青年との出会いによって、彼女は少しずつ変わっていく…。