2009(平成21年)/2/7公開 カラー アメリカンビスタ 一般
配給:角川映画 製作:角川映画 / 日本映画ファンド / NTTドコモ
幾たびもの閉園の危機をのりこえ、年間300万人の入場者を集める人気スポットへと変化を遂げた国民的動物園、北海道旭川市旭山動物園。これまでもTVドラマやドキュメンタリーで取り上げられてきたそのサクセス・ストーリーが、ついに映画化。本作は、逆境にあっても決してあきらめることなく、動物たちを信じ、愛し、夢を叶えた人々の愛と奇跡と感動の物語である。
北海道旭川市旭山動物園。小さい頃からいじめられっ子で、昆虫が大好きだった青年・吉田(中村靖日)が、飼育係としてやって来た。懐が大きく情熱あふれる滝沢園長(西田敏行)はじめ、韮崎(長門裕之)、柳原(岸部一徳)、臼井(柄本明)、砥部(塩見三省)、三谷(六平直政)らベテラン飼育係たち、管理係の早苗(堀内敬子)が彼を迎え入れた。 長らく園の客入りは芳しくなく、客集めのために設置されたジェットコースターにはたくさんの客が列を成すが、同じ敷地内の動物園は閑古鳥が泣いている。危機感を強める滝沢園長は、“動物園廃止”を叫ぶ動物愛護団体の対応にも追われる中、財政赤字を抱える旭山を立ち直させるべく、日々奔走するのだった。