1976(昭和51年)/11/13公開 145分 カラー スタンダード 映倫番号:18474
配給:富士映画 製作:大映映画 / 全国農村映画協会
ときは天保、大利根河原!波乱渦巻く時代を豪快に生きる熱い血の男たち。大原幽学、平手造酒、笹川繁蔵、飯岡助吾郎、彼らをとりまく女たちや村人たちが繰り広げる愛と感動と笑い、そして感動に彩られた痛快時代劇。「白い巨塔」「不毛地帯」の巨匠山本薩夫監督が、精魂こめた空前の娯楽巨編!
数年続いた例外の後、大飢饉が日本全土を襲った。いわゆる天保の大飢饉。農村では厳しい年貢の取立てにより土地を奪われた農民たちにより一揆が頻発していた時代。ここ房総利根川一帯は産業資本をバックに十手を預かり権力を振り回す飯岡の助五郎と新興ヤクザ笹川の繁蔵の二大勢力が争い、博徒の巣窟と化し、一代無法地帯となっていた。さらに、宿命ともいえる利根川の相次ぐ洪水が農民達により一層の貧困と絶望を科していた。そんな中、名部村でも農民達の無気力な生活が続いていたが、村に住みついた浪人大原幽学の手により農業改革が始まろうとしていた。