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童謡物語(1988年公開)
花を求めて九州から北海道へと日本を旅する養蜂一家の生活と人々とのふれあいを描く。吉村昭の小説『蜜蜂乱舞』を原作に映画化された作品。脚本は「潮騒」の剣持亘が執筆、監督は「次郎物語」の森川時久、撮影は「嵐が丘」の林淳一郎が担当している。
泥の河(1981年公開)
「大地の子守唄」「曽根崎心中」についで木村元保が製作した第3作。原作は芥川賞作家・宮本輝の処女作であり、第13回太宰治賞受賞作品である。本作が初監督作品となる小栗康平は、モノクローム、スタンダード画面という古典的な手法で「生」のかたちを今、逆上せずにとらえることの困難さに挑んで、戦後生まれのある世代の原質を探りあてようとしている。舞台は戦後の混乱期を経て朝鮮動乱の新特需を足場に高度経済成長へと向う、いわばそのとば口にあった昭和31年の大阪安治川河口。物語は、河っぷちの食堂の9歳になる少年と、その対岸にある日つながれた廓舟(くるわぶね)の姉弟とのつかの間の交流と別れを描きながら、戦争と終戦を経て人生を決めた大人たちの移ろいゆく傷とためらい、そこにつらなる自分の出生と成長を純粋な少年のまなざしで映し出している。
ナースのお仕事ザ・ムービー(2002年公開)
(C)東映
華の乱(1988年公開)
華やかな大正期を舞台に、いのち燃ゆるがままに激しく咲いた女たち、やさしく散った男たちをドラマチックに描き出す文芸ロマン超大作。
吉永小百合、緒形拳、松田優作、松坂慶子、池上季実子、蟹江敬三、風間杜夫、石田えり、中田喜子といった超豪華キャストの一大競演で繰り広げられる愛と激情の物語。
花物語(1989年公開)
文学賞殺人事件 大いなる助走(1989年公開)
作者自身3回直木賞候補に上りながら、意味不明な選評とともに受賞を逸した経験をもとにした筒井康隆の傑作を映画化。
文学界の陰に見え隠れするスキャンダルの構造と、それに揺り動かされる人間たちの悲喜劇を描き出した鈴木則文監督による異色のパロディ娯楽作。
マナに抱かれて(2003年公開)
ムツゴロウの結婚記(1974年公開)
動物をこの上なく愛し、動物と暮しながら何ものにも束縛されない人間になりたい、と願い行動した畑正憲の同名小説を映画化した青春喜劇。脚本は満友敬司と今関健一、監督は脚本も執筆している広瀬襄、撮影を竹村博がそれぞれ担当している。
(C)東映
野獣刑事(1982年公開)
大阪釜ヶ崎を舞台に一人のはみ出し刑事の犯罪捜査や愛憎を通して、現代の狂気と孤独を鮮烈な映像で叩きつけた問題作。“野獣刑事”には演技派・緒方拳。薄幸のヒロインにはいしだあゆみ、彼女の情夫でシャブ中毒の男には個性派・泉谷しげるという異色の顔合わせで鬼気迫るドラマが展開する。