事件の匂いに腕が鳴り、女の香りに血がうずく!どす黒い欲望の罠に乗り込んだ私立探偵の活躍を描く藤原審爾の同名の小説の映画化。 ロケットの固形燃料のマイクロフィルムを秘めた一本の万年筆を巡るハードボイ・・・
深夜、無人のビルに響く女のすすり泣き。タイプ室から、更衣室から、エレベータの天井から身も凍る戦慄が背中につきまとう! 自らの出世欲のために恋人を殺した男が迎えた結末は・・・!?犯罪者の不安定な心理・・・
男たちは私の肉体を通り過ぎていった。砂糖菓子に群がる蟻のように・・・。絶えず自分の支えになる男を求めて生きる女の愛の遍歴。名匠今井正が描く、曾野綾子原作の映画化!