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唄祭り清水港

1952(昭和27年)/12/4公開     
配給:松竹 製作:松竹株式会社

小倉浩一郎が製作に当たり、柳川真一と沢村勉とが共同で書いた脚本で、渡辺邦男が監督している。撮影は渡辺邦男とコンビの渡辺孝。主な出演者は北上弥太朗、高千穂ひづる、宮城千賀子、市川小太夫に、大木実、高田浩吉、笠置シヅ子など。

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ストーリー

清水広長の乾分森の石松のところへ田舎からたった一人の妹お光が訪ねて来た。お光の世話になっていた伯父が彼女に身売りを迫るというのである。石松はその伯父へ渡す金欲しさに、次郎長一家の法度になっている賭場荒らしをして失敗した。事情を知った次郎長は石松を不覚をとがめず、四国の金比羅へ代参に旅立たせ、留守のあいだ妹のお光は、次郎長が乾分の桶屋の鬼吉の両親の家へ預けた。石松の気っぷに惚れた鳥追女のお静はそのあとを追って行った。無事に金比羅参りをすませた石松は、清水へ帰ってお静と世帯を持つのをたのしみに帰路についたが、次郎長に草鞋を脱ぐことを断られていた黒駒の勝蔵が身を寄せていた都鳥の一家に金を奪われた上、殺されてしまった。この知らせに次郎長は、はやる桶屋の鬼吉や追分の三五郎の乾分たちをおさえていたが、都鳥の方では、次郎長一家がふぐの中毒で寝込んでいるときいて、逆になぐり込みをかけて来た…。

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