作品検索

作品紹介

真珠母

1953(昭和28年)/5/27公開     
配給:松竹 製作:松竹株式会社

林芙美子の原作を橋田寿賀子が脚色、堀口真直が監督に当たった。西川亨が撮影を、奥村一が音楽を担当。水原真知子、若杉英二、淡路恵子、三橋達也、三谷幸子などが出演。

NO IMAGE

スタッフ

原作:
監督:
音楽:
撮影:

ストーリー

夫の中共引揚げを待つ雪子は、娘景子を田舎に預け、東京の知人勝又家に身をよせて働いていたが、田舎の母は病死し、夫は収容所で病死の報せを受けた。一時は自殺を覚悟した雪子は、景子のために生きる決心をして、娘を手もとに引きとった。芳則は雪子に同情するうち次第に恋心を抱くようになり、そのため結婚問題で母親ふじと衝突する。雪子は自ら身をひいて勝又家を去り、未亡人厚生寮に住みこんだ。しかしここは搾取する一方で、頭の辰は一文の金も支払わないので、雪子は職と住居を求めて区役所、都庁、児童福祉局を訪ねたか、どこも誠意がなく、ついに浮浪者収容所に入れられた。食うにも困った彼女は、もはや娘のため夜の女になろうとしたが、旧友で今は夜の姐御に転じた春代に救われ、その下宿に同居することになった。下宿の主人敬太郎はチンドン屋で、雪子は足を洗った春代と共にその仕事を手伝うことになった。近所に住む富裕な松本夫妻は景子を見て養女に欲しいと申し出た。一度は断ったものの娘の幸せのため、ついに景子を手離したが、淋しさにたえきれず酒の酔を求めるようになった雪子は、一夜狂気のように家をかけ出して松本家へ向った…。

NO IMAGE
ページの先頭へもどる
一般社団法人 日本映画製作者連盟・会員(4社)