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次郎吉娘

1953(昭和28年)/7/8公開     
配給:松竹 製作:松竹株式会社

全国十新聞に連載された邦枝完二の時代小説を、鈴木兵吾と永江勇が脚色し、酒井辰雄が監督している。撮影は関根重行。音楽は奥村一と吉沢博の共同担当。主要キャストは若杉英二と紙京子が時代劇初出演し、他に藤代鮎子、西田智が出演。

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スタッフ

原作:
監督:
音楽:
撮影:

ストーリー

日本橋の薬種問屋加賀屋の一人娘おもんは、彼女に横恋慕した旗本林田源十郎に誘拐され深川の船宿海老屋の二階で震えている所を、忽然と現れた鼠小僧と名乗る男に助けられた。鼠小僧とはその頃江戸で貧乏人に金を恵む、庶民の人気の的となっている怪盗だった。次郎吉は、次郎と名乗って海老屋の船頭に化け、隣家の目明し勘五郎の娘お直とはわりない仲で、お直は既に次郎の子供を身ごもっていたが、何も知らない勘五郎は、「加賀屋の娘を背負い込んでるって話だから鼠も今夜は危ねえな」と語るのだった。夜の静寂を破って聞える呼子の音を聞きながら、おもんは次郎吉の家の二階で、自分を救ってくれた次郎の身の危機に胸を傷める。と、そっと入ってきたお直がおもんを見付けて動揺の色を浮べた時、次郎が鼠である事を突きとめた源十郎一味の岡っ引朝吉が、舟を出してくれと入ってくる。朝吉に応じて次郎が海老屋の裏迄来ると、突如源十郎一味が現れる。次郎をかばってお直は源十郎の太刀に倒れた。弟分の御家辰に後をまかせて、おもんの許へ走ったが、おもんは意外に勘五郎にかくまわれていた。

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