作品検索

作品紹介

青春の音

1956(昭和31年)/7/6公開     
配給:松竹(受託配給) 製作:まどかグループ

現代男女学生の生態の種々相を描く。魚住大二の原案から山形雄策が脚本を執筆し、関川秀雄が監督した。撮影は仲沢半次郎が担当している。主な出演者は佐田啓二、渡辺文雄、片山明彦、小林トシ子、佐野周二、若山セツ子、草笛光子、七浦弘子など。

NO IMAGE

ストーリー

杉本と小沼は同郷の親友で二人とも城北大学の学生である。杉本はバスケットの花形選手で目前に迫った就職にも、東亜鉄鋼と大正物産の両社から望まれ何の苦労もなかった。しかし両親を失いアルバイトで学生生活を続ける小沼の就職は難しく、洋裁店に勤める妹のはるえにまで心配をかけていた。小沼は藤原助教授のゼミナールに属していたが、同じゼミには、アルバイトサロンに働く克子や、東亜鉄鋼社長の令息早見などがいた。克子は、ある日、早見から小沼が東亜鉄鋼に採用されるという情報を聞いた。早速、杉本の下宿で小沼の就職祝のパーティが開かれた。だがその夜、小沼が受け取ったのは不採用の通知だった。自信を失った小沼は、大正物産も不合格となり、暗い淵に落ち込んで行った。心配した杉本は、先輩の大正物産の専務島村に小沼の就職を頼んだ。杉本の熱情が通じ島村は、杉本が育英大学との対抗試合に勝ったら小沼も一緒に入社させると約束した。試合の前日、杉本の母くらが上京したが、息子とはるえの結婚も考えているらしかった。その夜、はるえは兄の就職を頼みたい一心で早見に誘われ克子の勤める店に行った。一方、杉本もはるえの外出を知って心配の余り彼女を探しに克子の許へ急いだが、途中、泥酔した小沼に出逢った。二人は酒場の中に入ったが、早見と酒を飲むはるえを見た小沼は、早見に躍りかかり、それを押えようとした杉本は、大事な腕を折ってしまった…。

NO IMAGE
ページの先頭へもどる
一般社団法人 日本映画製作者連盟・会員(4社)