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作品紹介

鶴八鶴次郎

1956(昭和31年)/9/19公開     
配給:松竹 製作:松竹株式会社

川口松太郎の名作“鶴八鶴次郎”のイーストマン松竹カラーによる再映画化。井手雅人の脚色により、大曽根辰保が監督する。撮影は石本秀雄が担当。時代考証には吉井勇、衣裳考証に伊東深水があたる。主な出演者は高田浩吉、淡島千景、石浜朗、小山明子、山村聡、坂東簑助、柳永二郎、その他多々良純、紫千代など。

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スタッフ

原作:
監督:
音楽:
撮影:

ストーリー

鶴八鶴次郎といえば大正の中頃へかけて、人気の高かった新内語りの一組。男の太夫に女の三味線弾きは珍しくもあるが、その人気は八町飢饉の異名さえ生まれる程。二人は表向き兄妹ということになっていたが、鶴八は先代の一人娘で弟子だった鶴次郎にとって主筋に当たる。女ながら芸にかけては鶴次郎にも絶対譲らず、仲が良いのに喧嘩が絶えぬのは興行元の竹野、周旋屋の佐平達にとって頭痛の種。大入り札止めの名人芸を打上げた二人は大阪花月劇場への旅興行を機会に、高野山へ先代鶴八追善の法会に出かける。芸抜きの約束で仲の好い二人の姿。かねて恋仲だった弟子の鶴市とお新が、機を見て添わしてやる、という鶴次郎の好意をよそに駆け落ちしても、二人は黙って見逃してやる。珍しくしんみりした雰囲気の中で、鶴八が結婚話が持ち上っていると切り出す。相手は先代からの御ひいき、料亭上野伊予善の息子松崎敬二。嫁入りする以上、三味線を捨てるのは当然。芸一筋に生き続け、喧嘩ばかりで愛し合っていたことにも気付かなかった二人は初めてしっかり抱き合う。鶴次郎は、かねて老後に備えて寄席を作り、鶴八と晴れて夫婦になろうと考えていた…。

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受賞歴

ブルーリボン賞助演男優賞(多々良純)

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