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江戸群盗伝

1958(昭和33年)/4/1公開     
配給:松竹 製作:松竹株式会社

福田晴一が監督したスリラー時代喜劇。本山大生と富田義朗が共同でこの脚本を書いた。撮影は片岡清。主演は森美樹、瑳峨三智子、北上弥太朗、名和宏など。それに松本幸四郎が出演しているが、同じ歌舞伎の沢村訥升は映画初出演。ほかに、山鳩くるみ・水原真知子などが助演。

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ストーリー

江戸の材木問屋三国屋は同業の伊勢屋の娘お糸にかねてから勘定奉行佐竹刑部が執心しているのを知り、その仲を御用林の伐採許可とひきかえにとりもとうとするが、伊勢屋はきっぱりと断った。お糸は父の苦境を察し、相愛の髪結い伊之吉と駈け落ちを計るが、昔ひとを傷つけて島送りの前科がある伊之吉はお糸をあきらめようと承知しない。江戸の名物駕篭屋、粋でいなせな加助と吾平は、仕事の帰途、伊勢屋の裏口で何者かに殺された伊勢屋の死体を見つけた。その場に伊之吉が呆然と立っていたが、二人の姿を見るとあわてて逃げだした。居酒屋だるまの女中お縫にかくまわれた伊之吉は姉のお新や加助、吾平らに会ってあの夜の真相を語った。駈け落ちしようというお糸を止めようと裏口へ行ったとき、伊勢屋の死体が倒れかかったというのだ。--大岡越前守は配下石子伴作を使って犯人を探そうとしていた。加助、吾平は伊勢屋の番頭惣七を尾行するうち、隠亡小屋の近くで見失った。数刻後、彼は死体となり、そのあたりに頬に傷跡のある遊び人風の男を見た。それを越前守に注進に行くと、越前は伊之吉を下手人として捕え、数日後すでに処刑というふれが町中に出た。

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