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新婚列車

1959(昭和34年)/3/29公開     
配給:松竹 製作:松竹株式会社

斎藤良輔のオリジナル・シナリオを穂積利昌が監督したコメディ。撮影は井上晴二。

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スタッフ

原案:
監督:
脚本:
音楽:
撮影:

ストーリー

婦人雑誌の記者佐々木奈津子は次号特集「新婚百態」の取材にいとこの大島行夫を手伝わせることにした。目的の新婚予定者は六組で、奈津子、行夫は三組ずつ受け持った。奈津子がインタビューしたのは、ブラジル帰りの富豪草間嘉兵衛とキングサイズの踊り子で財産目当てのむつみの一組、シャンソン界の花形歌手宇治かほるとファンの君島登、貧乏サラリーマン河津明と可憐なタイピスト早川圭子の三組だった。他方にわか記者行夫の受け持ちは質屋の番頭吉沢堅太と大旦那の娘きみえ、家計の犠牲となって嫁ぐ純情娘よし子とドンファンの堤浩介、それに土地の親分大鏡大生と女親分黒岩登美だった。初仕事の行夫は失敗を重ねるが、それでもどうやら仕事をかたづけた。こうした六組の新婚組が偶然にも同じ日、同じ目的地の熱海へ向かった。東京発の新婚列車、同じ車輌に奈津子と行夫が乗り込んだのは無論である。そして宿泊先がまたまた同じ“宝泉閣”であったことに奈津子は大変喜んだ。“宝泉閣”の女将は奈津子の実姉であり、二人が女中と番頭に化けることは容易だったからだ。新婚初夜の取材は更に多忙をきわめ、失敗も少なくなかった。だが一方ではよし子をドンファンの好餌から救って、行夫の親友三浦との恋仲を取り持ったり善行をほどこした。そんなわけで二人が手がけた「新婚百態」の記事は大成功、奈津子と行夫の結ばれる日も近い。

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