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花嫁雲にのる

1959(昭和34年)/4/8公開     
配給:松竹 製作:松竹株式会社

皇太子の御成婚慶祝映画。富田義朗のオリジナル・シナリオを菱田義雄が監督し、坂本松雄が撮影した。

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スタッフ

監督:
脚本:
音楽:
撮影:

ストーリー

大学の庭球部に籍を置く柳瀬恵美子と西条茂樹は、都内のあるテニスクラブで知り合いになった。恵美子の家は鮨屋で父俊吉はやもめ暮し。一方茂樹は、三光電機の社長令息でゆくゆくは父長一郎の後を継ぐ身分であった。恵美子には森村礼子という友達があった。もちろんテニスの仲間で、彼女の兄が茂樹とこれまた親友なので四人はいつも一緒だった。恵美子と茂樹は好敵手であることからいつしかお互いに愛情を抱くようになる。それから間もなく、茂樹に縁談が持ち上った。叔母トキ子が大変乗り気で、相手は河崎造船の令嬢直子である。父親はもちろん一家はこの縁談を歓迎した。しかし茂樹は恵美子という女性を愛していると告げた。父は大変立腹し、叔母のトキ子は恵美子が茂樹を誘惑したかのごとくに言う。そこで茂樹は仕方なく、打開策を父の友人大江新三郎に求めた。そこで早速、彼は長一郎を呼び出し、彼は、自分が結婚することになったと言い、一人の女性を長一郎に紹介する。賢そうで美しいその女性を長一郎はすっかり気に入り、友人のために喜んだ。ところが、紹介したのは実は恵美子だったのである。後から新三郎にそのことを聞かされ、一時は長一郎も怒ったものの、彼女ならきっと息子の相手に相応しいに違いないと思い直すのだった。

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