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作品紹介

ここに男あり

1959(昭和34年)/8/9公開     
配給:松竹 製作:松竹株式会社

東京タイムスに連載された村崎守毅の原作を、椎名利夫・光畑頭郎・中村定郎が共同で脚色し岩間鶴夫が監督した明朗篇。撮影は小杉正雄が担当。

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スタッフ

原作:
監督:
音楽:
撮影:

ストーリー

大学を卒業した竜太郎は、舞踊の師匠をしている伯母のたきを頼って、信州の山の中から上京して来た。話の最中に、たきの姪で竜太郎とは幼馴染の千恵子が新聞を持って飛びこんで来た。新聞には、夜行列車で竜太郎が香葉子らの登山帰りのグループを襲った列車強盗を相手に格闘、強盗七人を捕えた記事が出ていた。この事が縁となり、竜太郎は香葉子の父松島社長の経営する精機会社に勤めることになった。発送部だった。タイピストのキヨ子が早速花嫁に立候補した。香葉子が訪れ、竜太郎を箱根に連れ出した。ホテルには、太陽建設の松林専務と高田組の組長高田がいた。松林は香葉子に執心していた。香葉子は風呂の木札を“家族風呂”にかけかえ、竜太郎と入浴していたように見せかけた。これを松林から聞いた松島社長は竜太郎を呼びつけた。竜太郎は自ら辞めた。一昨日歓迎会が開かれたおでん屋で、今度は送別会が開かれた。チンピラが酔ってなだれこんだが、竜太郎にノサれた。竜太郎は岸田係長を送った。岸田から長女がヤクザに引っ張りこまれグレてしまったことを聞かされた。その長女万里子は高田の情婦になってバーを経営していた。その一室では、高田と松林が松島の会社を乗っ取る計画を練っていた。松島社長は香葉子から話を聞き、竜太郎のクビはつながった。が、今後一切喧嘩をしないことを誓わされた。ある夜、箱根の山道で輸出品の精機を満載したトラックが谷底へ転落した。松林、高田の仕かけた策謀だった。

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