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手さぐりの青春

1959(昭和34年)/8/30公開     
配給:松竹 製作:松竹株式会社

壷井栄の『潮時計』を映画化したもので成澤昌茂が脚色し、川頭義郎が監督し、荒野諒一が撮影を担当。

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スタッフ

原作:
監督:
音楽:
撮影:

ストーリー

定年で退職した谷村竹一は、妻に早く死なれ、二人の娘と一人の息子の母親代わりに世話をやいている。一家の生計は精密時計工場に勤める茂樹と長女の杏子によって支えられている。十八になる末娘の桃枝は幼いとき親の不注意から眼を悪くし今でもよくならない。しかし彼女は明るい心の持ち主であり、一家の生計の楽でないことを考えて二十歳になったら誰の世話にもならず独立するとピアノを習っている。ピアノを習った帰り、桃枝は「土筆」という喫茶店に時々寄るが、若い店主の川畑熊雄、通称ベアさんとすっかり親しくなっている。平和な毎日だ。ところが、杏子が東谷太一という青年の運転する小型トラックにはねられるという事件が起きた。陳謝する東谷。せっせと病院に見舞いにくる誠実な彼と杏子は、いつか結婚のことまで話し合う仲となっていった。桃枝もベアさんに豊島園へ連れて行ってもらったり、また幸福な日が訪れた。けれども桃枝が兄の嫁をピアノの先生に頼んだことから、兄妹喧嘩となり、眼が見えないで何事も人まかせのくせに他人の世話など焼くなと桃枝は茂樹に怒鳴られた。もう誰の世話にもならない--桃枝は職を探しに歩いたが急には見つかるはずがない。通りかかったベアさんに伴われ彼の家へ行った。ベアさんは、娘の桃子の先生になってくれといった。ベアさんに四つになる子供がいたことは、彼にほのかな思いを抱いていた桃枝にはショックだった。桃子はやはり眼が悪く、そのことでベアさんは奥さんと別れ今は別居中だったのだ。ベアさんの家を出た桃枝は夜遅くなっても帰らなかった。

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