1962(昭和37年)/12/30公開
配給:松竹 製作:松竹株式会社
高橋二三のオリジナル・シナリオを市村泰一が監督した喜劇。撮影は小杉正雄が担当している。
東京・神田の学生街、レストラン・デュポンは昼どきともなるとまさにラッシュのありさまだ。ここで人気者はコックの九ちゃん、彼は東洋放送会長を父に持つ裕福な家に育ちながらコックになろうと決意、家出して働いているのだ。ここの一人娘菊代とは折があれば喧嘩ばかりする仲だが、互いに憎からず思っていることも確かだ。九ちゃんの弱い相手は家出の秘密を握られている六人組。彼等は“教授”と呼ばれるペテン師に使われて、裏口入学の希望者をペテンにかけて金をせしめているペテングループである。しかし天性のトンマぶりを発揮して失敗ばかりで