1963(昭和38年)/6/1公開
配給:松竹 製作:松竹株式会社
若井基成が脚本を執筆、堀内真直が監督した人情喜劇。撮影は倉持友一が担当している。
大阪天王寺の漫才部落に住む池田亀造はしがない興行師、「芸人の養老年金制度を作る」というペテン師水野の口車にのせられて仲間うちを駆けまわり、献金するようなお人好しだ。四人の娘達はそれぞれ新進漫才師や落語家と恋愛しているが、芸人の末路を知る亀造はその結婚を許そうとはしない。家出娘のさち子をストリッパーに仕立てて九州へ巡業に出た亀造一行だったが、肝心のさち子が行方をくらまし、亀造の珍芸で穴は埋めたものの小屋主から違約金を請求されて逃げ出した。捕えられて警察に行くと、水野がクーデターを企む右翼だと判った。しょげる