1963(昭和38年)/11/1公開
配給:松竹 製作:松竹株式会社
永六輔の原作を石郷岡豪が脚色、番匠義彰が監督した青春もの。撮影は生方敏夫が担当している。
満天の星の下で若者達がソフトボールに興じている。湯浅太平、その学友小森、山田、河野、寺山、それに教師の三輪であった。彼等は昼間働き、夜学ぶ定時制高校の生徒だった。朗らかで、人気者の太平のところへ、ある日全日制高校の女子生徒から手紙が来た。宮地由美子、そのロマンチックな名前と美しい手紙に、彼も友人も、豪華な邸宅に住む令嬢を想像していた。そんな折、全日制との合同弁論大会が開かれることになり、仕事の都合で出場不可能となった寺山に代わり、四十過ぎの学生小森が出場し、見事最優秀賞を獲得した。その日、太平は初めて由美