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日本脱出

1964(昭和39年)/7/4公開     
配給:松竹 製作:松竹株式会社

吉田喜重がオリジナル・シナリオを執筆、監督したアクションドラマ。撮影は成島東一郎が担当している。

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スタッフ

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音楽:
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美術:
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ストーリー

竜夫は有名歌手の世話に明け暮れる、バンドボーイ。彼は狐独と焦燥にかられ、アメリカに歌の修業に行きたいと思った。ある夜、竜夫は麻薬中毒の兄貴分浅川タカシに出会った。タカシはトルコ風呂に勤めるヤスエと元競輪選手の郷田を紹介し、ヤスエの勤めるトルコ風呂の、金庫破りに加わるよう脅迫した。犯行は、午前四時。犯行後の集合場所は、競輪室内練習場だ。部厚い札束が異様に光っていた。分け前をとりに来たヤスエは、三人が逃げる時、郷田の撃った弾が、警官を即死させたと知らせた。事件のばれるのを恐れた郷田は、ヤスエを選手控室に監禁すると、乱暴を働いた。ヤスエの抵抗する声のすさまじさに、竜夫は郷田を射った。タカシは逃げ、竜夫とヤスエだけが残った。とにかく二人は、逃げなければならない。ヤスエは、身体をはって竜夫を逃がそうとした。ヤスエは警察の目を盗んで、客を取った。ヤクザの花田に、ヤスエがトルコ風呂を襲撃した女であると感づかれると、竜夫は、花田を殺した。ヤスエは、GIのオンリーの光子を頼って、基地に逃げた。竜夫に、念願の日本脱出をさせようとしたのだ。だがオリンピックを前にして軍用機は、朝鮮への輸送に全力をかけていた。朝鮮まで行けば、アメリカに行ける。竜夫は、冷蔵庫トラックの中にかくれた。そこには、北鮮に脱出するという、李がいた。だが李は、竜夫のいない間に、MPに射殺された。愕然とした竜夫は、またヤスエを連れて逃げたが、途中、ヤスエは、刑事に逮捕された…。

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