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作品紹介

馬鹿が戦車でやって来る

1964(昭和39年)/12/20公開     
配給:松竹 製作:松竹株式会社

団伊玖磨の原案を山田洋次が脚色・監督した「馬鹿シリーズ」第3作目。撮影は高羽哲夫が担当している。

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スタッフ

原案:
監督:
脚本:
音楽:
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美術:
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ストーリー

海釣りに来た中年の男と若い男は、船頭から海辺にあるタンク根のいわれを聞かされた。その昔日永村は変わった人間ばかりが住んでいた。この村はずれに貧しい一家が住んでいた。家族は、少年戦車兵あがりで農器具の修理をしているサブと兵六、それに母親とみの三人暮しだ。この“汚れの一家々”といわれているサブたちは村中からのけものにされていた。村には、業突く張りの長者仁右衛門をはじめ、村会議員の市之進、セックスに明けくれる赤八、たねの夫婦。それに最近村に赴任したばかりの百田巡査などだ。なかでも仁右衛門とサブは、寄るとさわると喧嘩ばかりしていた。というのも、戦後農地解放で小作人のサブに分けてやった農地を、欲のつっぱった仁右衛門が取返そうとしているからだ。だが仁右衛門の娘紀子だけはサブ一家の味方だった。紀子は長い間病床にあったが、秋祭りが近づくころには、若い医者新吾の看病で起きあがれるようになった。やがて秋祭り。紀子は二年ぶりで村を歩いた。そんな紀子の姿を何よりも喜んだのはサブであった。紀子に誘われて全快祝いにかけつけたサブだったが、仁右衛門はにべなくサブを追い出した。腹のおさまらないサブは村中を暴れまわり、警察送りとなった。その弱みにつけこんだ市之進は、親切めかしにとみに金を貸しつけ盲判でサブの土地を抵当としてまきあげてしまった・・・。

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