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作品紹介

血と掟

1965(昭和40年)/8/29公開     
配給:松竹(受託配給) 製作:第7グループ

元安藤組組長安藤昇の自叙伝を湯浅浪男が脚色・監督した暴力団の実態を描いたもの。撮影は岡田三八雄が担当している。

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スタッフ

原作:
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ストーリー

20年前、特攻隊員として死の直前にあった安藤昇は、終戦をむかえ、虚脱した心で荒廃した東京に舞いもどった。そんな彼に再び大学へ帰る決心をさせたのは戦友椎名の「きっと今に俺たちの若い力が必要になる」という言葉であった。だが世の中は混乱が続き、暴力がのさばる一方であった。こうした社会に怒りを感じた安藤は「暴力には暴力で」と大学を中退し、やくざの世界に飛び込んでいった。やがてインテリやくざと呼ばれる安藤は、持ち前の度胸と腕っぷしで、めきめきと腕をあげ、渋谷一帯を縄張りとする安藤組が誕生した。銀座の顔役堂本をキャバレーで切りつけたのもこの頃だった。そんなある日、安藤は街で三国人の祭に顔を切られた。以前安藤が、先勝国を笠にきて暴れ廻っている彼らの一味を叩ききったことに対する意趣返しであった。安藤は兄弟分の三宅の必死のとりなしにもかかわらず、祭を捜しだすと、廃人同様になるまでメッタ切りにした。そんなうち、安藤はどんどん勢力を拡げ、東興業という会社をたて、組員も100名を越すほどにふくれあがった。そんな時、安藤は日頃の顔なじみ元木から債権の取り立てを頼まれた。ただ同行するだけという条件のもとに仕事を引受けた安藤だったが、取り立ての相手鬼頭のあまりの悪辣さに腹をたて、子分と共に鬼頭のもとになぐりこんだ。直ちに安藤は主犯として逮捕され、何も知らない彼の妻昌子や子供たちは悲しみのどん底につきおとされた。6年後安藤は仮出所した・・・。

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