1966(昭和41年)/8/13公開
配給:松竹 製作:松竹株式会社
香川登志緒の原作を若井基成と前田陽一、沢田隆治が共同で脚色し、前田陽一が監督した喜劇。撮影は竹村博が担当している。
大阪のとあるビルの片隅にある都田物産は倒産寸前であった。そこで社長ミヤコ蝶々は金策のため、全国を廻ることになった。後に残った長門勇部長、社員の中田ダイマル、ラケット、ルーキー新一・新藤恵美たちは会社建て直しに奔走するのであるが、どこか間の抜けた連中のすることで、失敗ばかりしていた。そして数日後、同ビル内に同業のテキサス・リース支社が開業し、支社長ビンボ・ダナオは社員に藤岡弘を抜擢し、都田物産に対抗した。そこへ山幹産業社長と称する南道郎が現われ、都田物産とテキサス・リースからの商品詐欺を計画していた。そして都田物産はにせの都はるみショウ、テキサス・リースは水中レビューと宣伝合戦が展開された。そのうち金策なったミヤコ社長が帰ってきた。数日して、藤岡弘と新藤恵美によって山幹産業のインチキが暴露され、都田物産とテキサス・リースはかろうじて難をのがれた。その時商売仇の両社の合併の話が起ったが、都田物産のミヤコ社長は断るのだった。社長以下、スチャラカ社員たちは大阪人のド根性を燃やして会社再建に立上った。