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作品紹介

雌が雄を喰い殺す・三匹のかまきり

1967(昭和42年)/10/26公開     
配給:松竹 製作:松竹株式会社

池田一朗と井上梅次が共同でシナリオを執筆し、井上梅次が監督した続編。撮影は丸山恵司が担当している。

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ストーリー

既製服の大手メーカーのムラキ商事では社長の軍平がワンマンぶりを発揮していた。重役陣を長男の昭、その腹違いの妹あかねと一族で固めていたが、昭もあかねも社長の椅子を狙っていた。昭は同級生である営業部長の大場を常務に昇格させることで、自分がまず副社長の椅子に座ろうとしていたのだが、軍平の反対でその計画は駄目になった。プレイボーイの大場は、妻の洋子を昭の自由にさせる一方、自分はモデルのジュリーと関係をつづけ、あかねとも交渉を持っていた。そんな時、海に遊びに行った洋子がヨットから海に落ちて行方不明になったという知らせが届いた。大場はその機会を幸いとばかりにあかねと結婚し、取締役の地位をつかんだのである。しかし洋子は死んではいず、大場は重婚を楯に脅され、洋子に多額の金を払わねばならなかった。経理に穴をあけたのはそのためで、昭とも反目しあうようになってしまった。昭が、自室でガス中毒死したのはそんな時だった。大場はそのため警察に疑われ、取調べを受ける破目になったが、それは大場の犯行ではなかった。当然証拠もなく、やがて釈放されたが、続いて軍平が何者かに撲殺された時は、凶器の銀製品に大場の指紋がついていたことから、彼はすぐ逮捕された。軍平の死の直前、大場とあかねは犯行現場にいたのだから、大場の犯行でないのを知っているはずのあかねは裁判で、大場の犯行だと証言したのである・・・。

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