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作品紹介

爽春

1968(昭和43年)/1/15公開     
配給:松竹 製作:松竹株式会社

山口瞳の原作「結婚しません」を、松山善三と中村登が共同で脚色し、中村登が監督した女性もので「暖春」「惜春(1967)」と共に『春』三部作のひとつ。撮影は竹村博が担当している。

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スタッフ

原作:
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ストーリー

木川は上の娘を嫁がせたばかりで、その複雑な心境を飲み友だちの安藤に話した。娘の由利子と二人きりの安藤はいたたまれない気持ちになった。由利子は数年前に恋人の緒方がロンドンに出張する時に3年も待てないと別れたのだが、緒方が英国女性と結婚して帰国して以来、結婚はしないと言っていたのだ。木川の娘で女子大生の亜矢子は、ある日無理に由利子に頼んで、緒方の会社でアルバイトをした。九州へ旅行する費用稼ぎだったが、そこで緒方の部下の小林と知りあい、強引に求愛された。亜矢子はそれを拒み、やがて九州に発ったが、そこで彼女を待っていたのは小林だった。最初は、小林のしつこさに嫌がった亜矢子も、小林の真剣な求変を受け入れる気持ちになっていった。二人は一緒に九州を回り、やがて東京に戻った。しかし、木川は亜矢子と小林の結婚話に大反対だった。プレイボーイの噂のある小林に亜矢子をやりたくなかったのだ。しかし、妻の菊は小林の持つ現代的な若者のセンスを買って賛成した。木川は孤立した形になり、心中を安藤に打ち明けて相談した。安藤はレストランの二階に小林を呼び、亜矢子に対する小林の愛情の深さを知った。その時、安藤は緒方と一緒に車に乗る由利子の姿を目にとめた。その夜、痛飲して帰宅した安藤は由利子を詰問し、彼女が、緒方がロンドンへ発つ時すでに身体を許していたことや、誰にも迷惑をかけず、緒方と時々会いながら年をとっていきたい、という娘の気持ちも知った・・・。

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