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作品紹介

強虫女と弱虫男

1968(昭和43年)/6/30公開     
配給:松竹 製作:松竹株式会社

新藤兼人がオリジナル・シナリオを執筆し、監督したコメディー。撮影は黒田清巳が担当している。

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スタッフ

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音楽:
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美術:
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ストーリー

九州の炭鉱町。山が潰れて善三は失業。父ちゃんが弱虫になれば、母ちゃんが強虫になる番だ。フミ子は、娘のキミ子を連れ京都に出て「サロン平安母艦」のホステスになった。二人は金を得るために、様々な戦術を使う。二人が狙いをつけたのが山本権兵衛、200年の伝統をもつ洛西の大地主である。たちまち権兵衛はキミ子のとりこになり、彼女に大金を貢ぎ出した。はては結婚まで考えるようになるが、威厳ある母の竜は、たかがホステス風情との結婚はとんでもないと反対。その頃フミ子が働いていることから失業保険を打ち切られそうになった父ちゃんが相談にやってきた。そこでフミ子は、偽装離婚をすることにした。一方、権兵衛の使う金が増えていくのを心配した竜は、フミ子に10万円を渡して手を切っこくれと頼んだ。フミ子は金を受取ったものの、抜け目なく証文を書くようなヘマはしない。困った竜は権兵衛の友人・川原に相談した。川原はキミ子を誘ってホテルに行ったが、キミ子は売春のかどで留置場に入れられてしまったのだ。その事件で、竜の仕組んだことと権兵衛はフミ子に謝ったが、フミ子の悪口雑言にカッとなって果物ナイフでフミ子を刺してしまった。幸い、命をとりとめたフミ子だったが、権兵衛の弁護士の示談に応ぜず、権兵衛は執行猶予つきの刑を受けた。一方、父ちゃんが市会議員の娘を妊娠させたという事件が起こったが、九州に戻ったフミ子は簡単に収めた。男たちはフミ子の強さに感嘆するのみだった。やがて、フミ子とキミ子は、再び京都に向かった・・・。

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受賞歴

毎日映画コンクール撮影賞(黒田清巳):毎日映画コンクール女優主演賞(乙羽信子)

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