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作品紹介

喜劇・一発大必勝

1969(昭和44年)/3/15公開     
配給:松竹 製作:松竹株式会社

藤原審爾の原作「三文大将」を森崎東と山田洋次が共同で脚色し、山田洋次が監督した喜劇。撮影は高羽哲夫が担当している。

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スタッフ

原作:
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脚本:
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ストーリー

内海に面したある工業都市。荒木つる代は、この煤煙都市でバスの車掌をしていた。彼女には服役中の夫と赤ん坊がいたが、まだ若く、同じ長屋の住人保健所員の左門は、ひそかに想いを寄せていた。ある日、つる代のバスに長屋の連中が、大きな箱を持って乗り込んで来た。四人は紋付や背広に威儀を正していたが、どことなく落ち着かなかった。それは長屋の同僚馬さんが河豚にあたってポックリ逝き、左門が寄贈した棺桶代を酒代にしてしまったからだった。馬さんの骨つぼを前に、バカ騒ぎをする連中。左門は烈火の如く怒ったが、酔っ払いが相手では所詮話にならなかった。この様子を見ていたお祈り婆さんが、崇りを予言し、的中させた。ボルネオ帰りの大男寅吉が長屋に乗り込んで来たのだ。彼は、振舞い酒を飲み、おとなしく弟分の死を悼んでいたが、やがて大暴れをはじめ、遂に長屋の連中に馬さんの骨粉を飲ませる始末だった。翌朝、長屋の面々は、腹痛と下痢で大騒ぎ。左門は、寅吉がボルネオのコレラを持ち帰ったのでは、と心配した。やがて、長屋の連中は、旅行費を寅吉に献上して厄払いをした。ところが寅吉は、一年後には再び舞いもどり、長屋の連中を困まらせた。寅吉の行為に業を煮やしたつる代は説得に努め、左門は勇気をふるって暴れ者の寅吉に重傷を負わせた。やがて寅吉は、左門の看病で回復した。そして、服役中の夫から離婚費用に30万円を強要されている、つる代のために左門と協力しあった。ある日、寅吉が工事現場から、わざと転落した。それは労災金目当ての芝居だったが、下で見守っていた左門の頭上に落下、左門は悲惨な最後をとげるのだったが・・・。

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受賞歴

毎日映画コンクール監督賞(山田洋次):毎日映画コンクール男優主演賞(渥美清):キネマ旬報賞主演男優賞(渥美清):文部省芸術祭文部大臣賞(山田洋次)

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