1969(昭和44年)/11/15公開
配給:松竹 製作:松竹株式会社
舟橋和郎が脚本を書き、瀬川昌治が監督したシリーズ第4作。撮影は篠村荘三郎が担当している。
坂本竜太は、駅員2人の土佐大原の駅員だった。竜太には、市内観光バスのガイドをしている恋女房の町子がいたが町子は、炊事に洗濯はまるでダメ、竜太は弁当も自分で作らねばならない。そんなある日、ホームにうだつの上がらない初老の男が降り立った。土佐大原駅の新駅長に赴任してきた山下吉五郎だった。山下は部下に厳しく、竜太ももう一人の駅員・古賀三平もげんなりした。そんな二人が、疲れ休みにいくのが、小料理屋春駒だった。竜太は春駒の女将・孝子に前から心を寄せていた。竜太は、孝子も好意を持っているとうぬぼれていた。ある日、町子のところへ、隣の万昌寺の息子伸介と友人の堀内が町子を麻雀に誘いに来た。麻雀好きの町子は、その夜、万昌寺の和尚・丁諦を加えて、一卓囲んだ。いつも帰りの遅い町子に、竜太はイライラの毎日であった。そんなある日、家主のせいが、竜太に伸介と町子が怪しいと囁いた。そんな矢先、町子は竜太の宿直日に、派手な服で伸介のスポーツカーで奥道後へ一泊旅行に出かけた。竜太の怒りは爆発し、二人は冷戦状態に入ってしまった。そんな竜太のところへ、孝子はせっせと弁当を運んでくれた。竜太の想いはますますエスカレートするのだった・・・。