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作品紹介

砂の器

1974(昭和49年)/10/19公開     
配給:松竹 製作:松竹 / 橋本プロ

迷官入りと思われた殺人事件を捜査する二人の刑事の執念と、暗い過去を背負う為に殺人を犯してしまう天才音楽家の宿命を描くサスペンス映画。原作は松本清張の同名小説。脚本は橋本忍と山田洋次による共同執筆、監督は野村芳太郎、撮影を川又昂がそれぞれ担当している。

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スタッフ

原作:
監督:
脚本:
音楽:
撮影:
照明:
美術:
録音:
編集:

ストーリー

6月24日早朝、国鉄蒲田操車場構内に扼殺死体が発見された。被害者の年齢は50~60歳だが、その身許が分からず、捜査は難航をきわめた。警視庁の今西栄太郎刑事と、西蒲田署の吉村正刑事らの必死の聞き込みによって、前夜、蒲田駅前のバーで被害者と酒を飲んでいた若い男が重要参考人として浮かび上った。そしてバーのホステスたちの証言で、二人の間に強い東北なまりで交わされていた“カメダ”という言葉に注目された。カメダ……人の姓の連想から東北各県より六十四名の亀田姓が洗い出されたが、その該当者はなかった。しかし、今西は「秋田県・亀田」という土地名を洗い、吉村とともに亀田に飛ぶが、手がかりは発見できなかった。その帰途、二人は列車の中で音楽家の和賀英良に逢った。和賀は公演旅行の帰りらしく、優れた才能を秘めたその風貌が印象的だった。8月4日、西蒲田署の捜査本部は解散、以後は警視庁の継続捜査に移った。その夜、中央線塩山付近で夜行列車から一人の女が白い紙吹雪を窓外に散らしていた。その女、高木理恵子を「紙吹雪の女」と題し旅の紀行文として紹介した新聞記事が、迷宮入りでいらだっていた吉村の触角にふれた。窓外に散らしていたのは、紙なのか? 布切れではなかったか・・・? 

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受賞歴

モスクワ国際映画祭審査員特別賞:モスクワ国際映画祭作曲家同盟賞:毎日映画コンクール大賞:毎日映画コンクール脚本賞(橋本忍・山田洋次):毎日映画コンクール監督賞(野村芳太郎):毎日映画コンクール音楽賞(芥川也寸志・菅野光亮):キネマ旬報賞脚本賞(橋本忍・山田洋次):ゴールデン・グロス賞特別賞

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