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さらば夏の光よ

1976(昭和51年)/3/13公開 89分    
配給:松竹 製作:松竹 / バーニングプロ

仲の良い二人の少年と彼らが愛した少女をめぐって、青春の苦さを描いた遠藤周作の同名小説の映画化。脚本はジェームス三木、監督は山根成之、撮影を坂本典隆がそれぞれ担当している。

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スタッフ

原作:
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音楽:
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美術:
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ストーリー

南条宏と野呂文平は、アルバイト捜しで立ち寄ったファーストフード店で、美しい店員・戸田京子を一目見た時から、二人とも心うばわれるものを感じた。しかし、この恋の競争は、行動的で調子のよい宏が、内向的で真面目な野呂をリードした。その店に宏だけが採用されたからだ。宏と野呂は性格も考え方も違うのだが、なぜかウマが合い、ひとつ年下の宏は、大学浪人の野呂の下宿に居候している。現代っ子でどこか憎めない感じの宏は、働きながら京子の心を次第に捉えていった。そんなある日、宏は京子とのデートをすっぽかしたために、野呂が代役をつとめた。生まれて初めて女の子とデートした野呂は、たちまち京子に熱をあげてしまった。そんな野呂の熱情にうたれた宏は、無器用な彼のために、デートのチャンスをつくってやったり、口説き文句を教えてやったり、京子との橋渡しを買ってでるのだった。宏を愛し始めていた京子だが、悩んだすえ、宏の行動に反発するかのように、野呂の愛を受け入れ、同棲生活に入った。二人を祝福した宏だったが、その時、初めて自分も京子を愛している事を知ったのだった。そんなある日、京子が店の支配人に犯されそうになった。怒った宏と野呂が、支配人を詰問している時、はずみで野呂が支配人に大怪我を負わせてしまった。宏は、京子が野呂の子供を身ごもっており、未成年の自分の方が軽い罪ですむと野呂を説得し、身代りに自首した。

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受賞歴

ブルーリボン賞監督賞(山根成之):ブルーリボン賞主演女優賞(秋吉久美子)

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