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1985(昭和60年)/9/14公開 103分 カラー   
配給:松竹 / 松竹富士 製作:松竹富士

弟と恋人を殺された少女が拳銃を手にして、立ち上がる姿を描く。脚本は「聖女伝説」の塩田千種、監督はこれが第一回作品となる高橋正治、撮影は「聖女伝説」の長沼六男が担当している。

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スタッフ

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ストーリー

港町にあるポルノショップの地下には、秘密の拳銃製造工場があった。そこから3丁の拳銃が盗まれた。弟・智と二人暮らしのサキは、ジャズクラブ“マダム・ローズ”で働きながら、他界した母親のようにいつかこの店で唄うことを夢みていた。彼女の家には智の友人・隆一が出入りしている。隆一は裏の世界の男・矢野の下で働いている坂田から、3丁の拳銃を探し出すことを1丁20万円で引き受ける。拳銃探しを始めた彼が、まず接触したのは中国人の陳。陳から聞き出したのは、例のポルノショップで製造された拳銃は、矢野貿易が買いとっていること、ポルノショップの夫婦も消えたということだった。隆一は、中国人兄弟が拳銃をぶっぱなしたという噂を聞き、その中華料理店で、格闘の末、拳銃をとりもどした。一方、サキは智が拳銃を持っていることを知り、智を問いつめ、智が拳銃を盗んだことを知った。そんなある日、川からポルノショップの主人・チャーリーの死体があがった。隆一とサキは、智が残りの一丁を、バー“シルクハット”に出入りする黒人兵に売ったことを知る。サキは智を連れて“シルクハット”へ向かった。「拳銃を返して」というサキを、黒人兵は乱暴にふりはらう。心配で二人を追ってきた隆一と黒人兵は格闘となり、隆一はナイフを黒人兵の太股につき刺した。この一件で、サキは隆一の喧嘩のきたなさを罵った。サキを“マダム・ローズ”に送った隆一は、矢野が智を探しているのを知り、矢野から智を守ろうとするが・・・。

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