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青春かけおち篇

1987(昭和62年)/2/7公開 96分 カラー   
配給:松竹 製作:松竹株式会社

結婚を反対されたわけでもなく、障害があるわけでもないのに“かけおち”という古典的な愛の行為に出た恋人たちを描く。脚本は原作者でもある「熱海殺人事件」のつかこうへいが執筆。監督は「なんとなく、クリスタル」の松原信吾、撮影は「KIDS」の長沼六男がそれぞれ担当している。

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スタッフ

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ストーリー

康夫は実家の板金工場で名目だけの係長におさまって給料を貰い、カメラにうつつをぬかしている。家には弟の義郎が居るが少し足が悪い。その原因が自分にあると思い込んでいるだけに、彼は家に居づらく、レストランを経営する恋人の北城セツ子の家へころがりこんでの、宙ぶらりんの生活を続けていた。30代に突入した康夫は、実家の相続権は義郎に譲り、セツ子と結婚して北城家の婿になりコック見習いからはじめようとケジメをつけようとする。北城家は代々女系家族でセツ子は一人娘。セツ子の母・則子、父・和夫共に康夫の婿入りを望んでいた。ところが、突然セツ子に見合い話が持ちこまれた。相手は31歳で年商30億を商うという貿易商の早乙女であった。しかも彼は15年間もセツ子を思い続けていたというのだ。早乙女の態度に感動した和夫は、康夫のアラを見つけてはイビリはじめた。セツ子も早乙女とデートを重ねるうちに、心がほんの少しずつ動かされていく。しかし、康夫にはデートに出かけるセツ子をとめる強引さもない。そんな頼りなさこそ婿としてはピッタリと、則子は康夫に異常接近しはじめる。やがて早乙女はセツ子に正式にプロポーズしてきた。セツ子には婿をとると決めていた則子はきっぱりと断る。この騒動でひどく言われ傷つき、旅に出ようとする康夫にセツ子はかけおちしようと言い出す。二人は夜汽車で京都へと向かった・・・。

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